副作用が出た場合は医師に相談しましょう
抗鬱薬は、安全性が確認されているものですが、
多少の副作用が出る事もあるんですね。
四種類のうち、
副作用が出やすいとされているのが、
三環系抗鬱薬なんです。
代表的な副作用は、
口が渇く、便秘、鼻詰まり、目のかすみ、
動悸、むくみ、眠気、排尿困難などがあります。
四環系になると、
発疹やけいれん、眠気などがあるんです。
SSRIやSNRIは副作用が少ないとされていますが、
日本人の場合、一ー二週間は吐き気や軟便、
頭痛などを起こす人もいるんですね。
抗鬱薬は、効果があらわれるのには時間がかかりますが、
副作用は飲み始めてすぐにあらわれるんです。
薬に対する感受性は人それぞれですので、
気になる症状が出た時や、不快感などがあった時は、
すぐに何でも医師に相談しましょう。
いったん中止すべきか、
量を減らすべきかなどの診断は、
医師にしかできません。
自分で飲み方を変えてしまったりする事は
してはいけません。
厳禁です。
鬱病の治療は長期間を要しますから、
その途中で体の病気にかかったり、
女性であれば妊娠する事も考えられるんです。
病気によっては、
抗鬱薬の作用に影響が出たり、
治療薬同士の相性が悪い場合もあるんですね。
また、妊娠していたり、その可能性がある女性には、
薬の量や種類を考えなくてはいけません。
体調の変化があった時は、
必ず主治医に報告し、
どんな些細な事でも相談して下さいね。
また、副作用は必ず出るとは限りません。
抗鬱薬は少量から投与を始め、
副作用を見ながら少しずつ増やしていきます。
飲み続けるごとに副作用は減り、
薬の効果があらわれてくるのです。
副作用は、個人差が大きく左右されます。