医師の指示を守り、正しく飲む
鬱病の薬物医療法を効果的に進めるには、
まず薬を規則正しく、
決められた量を守ってきちんと飲む事が大切なんですね。
薬は、個々の患者さんの症状や体質に合わせて、
種類や量を調節して処方されているんです。
効き目が感じられないからといって勝手に飲む量を増やしたり、
逆に吐き気などの不快な症状が出たからと減らしたり、
飲むのをやめたりしては絶対にいけません。
また、抗鬱薬は、副作用の有無をチェックする意味もあって、
最初は少量の服用から始め、様子を見ながら
必要十分な量まで増やしていくのが一般的なんですね。
途中から服用量が増えても、
病気がさらに悪くなったわけではありません。
安心して飲み続けましょうね。
もし、うっかり飲み忘れても、
抗鬱薬は血液中に比較的長時間とどまるので、
すぐに具合が悪くなったりする事はまずありません。
しかし、飲み忘れがたび重なったり、中断したりすると、
せっかく回復し始めた病気が逆戻りする事があるんです。
もし飲み忘れた事に気付いたなら、
その時点で飲むようにしましょう。
一ー二回の飲み忘れなら問題はありません。
良くなってきたからといって、
勝手に薬をやめる事は絶対にしてはいけません。
避けて下さいね。