幼児期までは親子関係が原因
子供の心の病気は、
家庭環境や親子関係の影響を
大きく受けているものがほとんどなんです。
とりわけ母子関係は、
人間関係の基本になるものなんですね。
乳児期に、母親などの養育者からの愛情を十分に受けずに育つと、
その後の心の発達や性格形成の過程で、
心の病気を発祥する可能性が高くなるみたいです。
生後六ヶ月以上、母親関係が保たれた後に、
離婚や死別等で母親から引き離された乳児に
よく見られる状態に「依存抑鬱」があるんです。
最初は母親を求めてよく泣きますが、
三ヶ月ほど経つと泣かなくなって、
動作が鈍くなったり表情が変化しなくなったりするんです。
睡眠障害や体重減少等が見られたりもします。
十分な母子関係が築かれないまま幼児期を過ごすと、
母親から離れる段階で強い不安が生じ、
抑鬱状態になる事があるんですね。