老化や環境の変化による
サラリーマンのとって定年は、
生活そのものが急激に変化する、
とっても大きな出来事になります。
それまで仕事一筋にバリバリ働いてきた人ほど、
喪失感にとらわれて憂鬱な気分になってしまい、
鬱病へと進んでいくパターンも少なくありません。
社会的な地位や経済的な基盤を失う事による不安も、
抑鬱を引き起こす要因になるんです。
老年期になると、家族や配偶者、
親しい人等の死別にのぞむ事が多くなり、
孤独感が募ったり、将来への希望を失ったりするんですね。
又この時期には、
心身の両方であらわれる「老化」によって、
いろんな病気や不調が出てくるんです。
基本的な体力が落ちてくるほか、
視覚や聴覚等の感覚機能、
身体能力や免疫力等も低下するんですね。
健康面への不安や、
病気になった事を悲観して、
鬱病になったりするんです。
老年期の鬱病には、
他の世代とは違う特徴があるんですね。
脳の老化が精神面に影響して、
ストレスに対する抵抗力(ストレス耐性)が弱くなります。
ちょっとした事で精神のバランスを崩し、
心に不調が生じる事が増えるんですね。