昇進、リストラ、失業
働き盛りの人の主な生活の場所は職場なんですね。
サラリーマンなら、仕事の上での成功や失敗、
昇進や転勤、単身赴任、リストラによる失職や転職、
社内の人間関係等、様々な出来事うあトラブルが起こるんです。
この世代の鬱病は、発症の原因によって、
昇進鬱病、リストラ鬱病、上昇停止症候群、燃えつき症候群、
サンドイッチ症候群、テクノストレス症候群等と言われています。
それだけ心理的な負担が多くかかる年代なんですね。
働き盛りの鬱病では、
躁状態と抑鬱状態の両方があらわれる
双極性障害になるパターンがよく見られるんです。
躁状態の時は高揚感があってやる気に満ち、
活発に行動します。
しかし、やり過ぎて人を責めたり喧嘩をしたりするので、
周囲の人は戸惑ったり、信頼しなくなるんですね。
家庭生活では、子供の教育や親子関係、
老いていく両親の介護や死等の出来事が起こります。
子供の独立で夫婦の共通の目標を失って、
別居や離婚を経験する人もいるんです。
又、健康診断等で病気が見つかったり、検査の数値から
生活習慣病のリスクを指摘されて健康に自信を失ったり、
老いを意識するようになるのもこの時期なんですね。
鬱になりやすいのは、必要以上に責任感が強く、
全てを自分で解決しようとしたり、
悩みを抱え込むタイプの人なんです。
家族と話す時間をしっかり確保して、
問題を共有したり、熱中できる趣味等を持って、
仕事とプライベートを切り替える等の工夫が大切なんですね。
友人との付き合いが減ったり、引き篭もる、
イライラ、自分を責める等は
鬱のサインかもしれません。
周囲が敏感に気を配りましょう!