薬の影響で鬱になる場合もある
何かの病気の治療薬の副作用として、
鬱病が起こる事もあるんですね。
鬱病を発祥させる可能性のある薬は、
抗(向)精神病薬、パーキンソン病治療薬、抗てんかん薬、
抗がん薬、降圧薬、消化性潰瘍治療薬、抗結核薬、
経口避妊薬(ピル)、副腎皮質ホルモン剤、抗生物質
等があげられます。
その中でも可能性の高いものが、
降圧薬や副腎皮質ホルモン剤なんです。
レセルピンという降圧薬は、
服用した人の十五%ー二十%が鬱状態になると言われており、
服用期間が長くなるほど割合が高くなるようです。
症状は、睡眠障害、不安や躁鬱、
全身の倦怠感、意欲低下等あります。
副腎皮質ホルモン剤で精神症状があらわれるのは二ー三%で、
躁状態がよく見られるほか、
鬱状態になるパターンもあるみたいです。
ウィルス性肝炎で使われるインターフェロン製剤や、
点鼻薬の酢酸プレリンでも、
鬱状態になる事があるんです。
薬が原因で鬱状態になった場合は、
服薬量を減らしたり中止したりすれば
改善されるのが普通なんです。
又、すでに鬱病や鬱状態がある人は、
これらの治療薬で症状が悪化する事があります。
薬を処方してもらう時には、
遠慮せず主治医に相談しましょう(^^)
薬以外でも、手術等、
治療の過程で鬱病を発祥する事もあるんですね。
お医者さんから十分な説明を受け、
安全第一に行われるとしても、やはりどうしても不安が伴い、
そこから発症してしますようです。
これを「手術前症候群」といい、
鬱病の引き金になる事があるんですね。