現実とかけ離れる思考
何事にも後ろ向き、ネガティブになる傾向は、
考え方そのものに影響して、現実とは違う事を、
かたくなに頑固に思い込む「妄想」があらわれます。
妄想は、悲観的、否定的、
マイナス思考に向かうのが特徴です。
実際には十分に生きていける状態なのに、
お金がない、借金が不安、破産するなどの心配が、
どうしようもなく止まらなくなる「貧困妄想」。
取り返しのつかない罪を犯してしまった等、
自分は周囲や世に迷惑をかけたと思い込んで、
そのおわびをしなければならないと考える「罪業妄想」。
罪業妄想の場合、
死んでおわびをするべきだ→死んだ方が良い、ラクだ、
と考えてしまい、自殺願望に繋がります。
これといった病気もないのに、
些細な身体の痛みを不治の病にかかっているかも、
又、親が死んでしまうのではないか?
等と考えてしまうこともあります。
鬱病の特徴の一つとして、
憂鬱に襲われた時、そこから抜け出す発想ができません。
仕事が辛いと感じた時、
辛い→休みたい→休むと迷惑がかかる→辛くて仕方ない→でも休めない、
というように、マイナス思考が堂々巡りをする、
「ぐるぐる思考」にはまってしまします。
頭の中が柔軟な対応ができなくなっている状態です。