基本症状は多くの精神的なもの
憂鬱感は、鬱病の代表的な精神状態です。
しかし、「普通の憂鬱」と「鬱病の時の憂鬱」には
大きな違いがあるのです。
先ず、憂鬱の程度が物凄く強いことがあげられます。
通常なら、気分がちょっと落ち込むぐらいで、
日常生活は普段通りにできます。
「鬱病の時の憂鬱」は、
気力や集中力が極度に低下し、家事や仕事ができなくなります。
日常生活に支障が出るほど深い深い憂鬱感に襲われ、
引き篭もりになってしますケースも多いです。
その状態が二週間以上、毎日毎日続きます。
鬱病では考え方が悲観的になり、現実的でなくなります。
あんなにポジティブでプラス思考だった人が、
激しくネガティブになりマイナス思考になるんですね。
さほど気にする必要性のない心配を、
人の何億倍も心配してしまったり、
簡単な出来事を酷く重大に考えたりしてしまいます。
周囲の人が説明しても聞き入れる事ができず、
理屈にしか感じません。
なんでも悪い方向に考えてしまい、
前向きに発想することができなくなってしまいます。
物凄く悲しく寂しい気分になり、
周囲に劣等感を抱き、強い不安感から、
いてもたってもいられず落ち着くことができません。
酷い時は、妄想や幻覚、
意識混濁などの症状が出ることもあります。