味覚の変化、食欲、性欲の低下
食欲の低下もよく見られる症状のひとつです。
食事を抜いたり、食べる量が一気に減る為、
1ヶ月に4ー5kg体重が落ちてしまうこともあります。
おいしいもの、旬のものを楽しもうという意欲も全くありません。
好物だったものを食べても全く何も感じないんですね。
それとは反対に、
食欲が異常に増進する「過食」が見られるケースもあります。
特に、ごはんやパン、麺類等の炭水化物を大量に食べるようになったり、
それまで甘いものが好きではなかった人が、
ケーキやチョコ、大福等をたくさん欲しがり太ってしまいます。
以前は全く飲まなかったのに、
急に炭酸飲料を大量摂取するケースもあるようです。
この行動は、おいしいから食べるという健康的な食欲によるものではなく
不安や、満たされない心を補おうとしてあらわれるものです。
又、鬱が回復する過程で、
一時的に甘いものが食べたくなるケースもあります。
食欲の変化と共に、性欲低下もよく見られるケースです。
異性への性的な関心、性行為に対する意欲がなくなります。
男性は、勃起障害、射精障害等がみられます。
女性は、月経不順や無月経等、
女性ホルモンの分泌に関した症状があらわれたりします。
又、身体に対する疲労感、身体の様々な部分に痛みを感じることも多く、
たくさんの痛みの症状があります。
なかでも多いのが頭痛です。
鬱病からくる頭痛は、市販の鎮痛薬ではほぼ改善できません。